加藤浩二に惚れっちゃった山里（と私）【水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論】
骨折でスッキリを欠席中の加藤浩二に対し、いなくなって初めてありがたみを感じたという山里亮太。
今週2010/12/08の不毛な議論のオープニングで20分くらい愛のエピソードを語っていました。
あまり注目していなかったのですが、あまりにすばらしかったので珍しくラジオの書き起こしに挑戦しました。
慣れていないので読みづらいとは思いますが、どうぞ
まずは加藤さんのいないスッキリの状況。
いつものレギュラーコメンテータの方々はいるけど、加藤浩二さんが休んでいる間はそこに日テレのアナウンサーの方々が代役で入んのよ。
アナウンサーの方々はそりゃもちろんニュースとか情報を伝えることに特化しているプロの方々だから、別にふざけたりはしないわけ。
で、加藤浩二のすごいところはスイッチの切り替えが天才なのよ。
堅めのニュースのときは視聴者目線に合わせたコメントを言って、コメンテータの意見を引き出しながら普通に真面目に堅いことをやるけど、
「クイズス」とかのバラエティ要素だったらバラエティスイッチカチンって入れる。
アナウンサーの方々はずっと報道のスイッチでくるから「クイズス」の問題に対しても答えが真面目。
すんげぇ堅いの。
例えば、ある女優が苦手なものという問題に対して、普通のアナウンサーなら
「虫ですか？」
「あー違います」
「へびですか？」
「違います、ヘビじゃないんです」
「えー、ちょっともうわからないですねー」こんなかんじ。
ただ、加藤浩二は違うからね。
同じ質問に対して加藤浩二はこう答える
「馬糞だろ、そんなもん。馬糞に決まってんだろ。馬糞嫌いって顔に書いてあるよ」
「違げぇよ！ バカ野郎！ 加藤！ 馬糞から離れなさいよ！」
「牛糞か？」
「なんで糞がついてんだよ！」こんなやりとり。あと
「あ、生意気なババアが苦手そうな顔してるな」
とかね。
朝から下品だなぁと思っていたけど、下品さにうっとりしている自分がいるに気付いた。
これをきいて惚れないわけがない。
加藤さんのラジオってたまに聞くとおもしろいとしか捉えていなかった俺に絶望。
天の声が加藤浩二にすげぇ助けられてるんだな、と気付いた山里。
芦田愛菜(6歳)が一番興味あることは何でしょう？ という設問に対し、加藤浩二はまっ先に
「FX投資！ 外貨だろ外貨！」
インテリも含めながらおもしろいってやってくれる。
ちなみに、正解はパンをつくること。
これってロザン宇治原が言ってもおもしろくないしよゐこ浜口さんが言ってもおもしろくない。朝の時間に加藤さんがまっじめーな顔して言うから効果がある。そのあと
めちゃくちゃな答えを言って盛り上げてくれる加藤浩二が必要だなぁってものあったけど、
頭良いというか賢いからめちゃくちゃわかりにくい、「映像なし＝音声だけ」のボケだと伝わりにくいボケも拾ってくれるすばらしさ。
を語りだす。天の声の中の人の声優デビューの話から、
「きっと全ての謎を握る中国人ショウネンエーという役なんですよ」
というボケ。
見てのとおりエキストラの少年Ａという役である。字にするとそうでもないが、音声でイントネーションが変わるととわかりづらい。実際に中国っぽくネンにアクセントをつけて言ってみてほしい。ブースの外もポカンだったし、実際ラジオでは説明が入るまで理解できないボケだ。
しかし、加藤浩二は下で
「それ少年Ａだよバーカ。それをお前エキストラって言うんだよ。何偉そうに言ってんだよ。アルファベットだったろ？」
まで言ってくれる。
こういうときはカフ(マイクのスイッチ)を下げて、小さい声で「ありがとう」とそっと言うそうだ。まだまだスッキリ!!の話は続きます。
勝谷(誠彦)さんとかがめちゃくちゃなこと言ってボケが収集つかなくなるときも、
「○○のとき××でしょ」みたいな勝谷さんが黙る武器を必ず持っている。
うまいいじり方もあるけど、天の声に厳しいコメントを当てたときも、
さっとコメントで落ちつけるまとめる力をもってる
芸人という枠を超えてMCをこなしている加藤さん。
特に朝の生放送は時間ギリギリの進行だから全ての話を拾い広げるわけにもいかない。場の空気が悪くなることもある。MCは突破して次の話題に進めなければならない。相手を理解している且つ間違いない切り札を持っている。加藤さんだからできることなのかもしれない。ちなみに、ここらへんから山里は天の声のことを僕とか俺とか言い始めます。
有線大賞かなにかの後でAKB48の電話で生中継のとき、
僕がAKBと呼んであとは下(スタジオ)にまかせる流れる台本で、
「AKB48のみなさんです。今日はがんばってねー」と言ってまかせて、
加藤さんとかとしゃべる、と。
入ろうと思えば入れるの。
マイクをオンにしてしゃべれるけど、時間もないしメンバーも朝早いから疲れてるってのもあるから
下手に邪魔するといけないとファンらしい心遣いを見せる山里。完全にマイクをオフにしていた。
（加藤さんからの）
「天の声なんかもAKBが来てくれて嬉しいんだろうな」というフリも
全くしゃべらずにいたら、加藤さんも違和感を覚えたわけ。
ひとしきり全部終わって「じゃあAKBがんばってねー」って締めのときに
「ねー、ちょっと、おい。天の声」って急に言うわけ。
俺は普通に尺もないし下手にしゃべらない方がいいと。
変にしゃべって不快な思いをされるのも嫌だから
しゃべらないでおこうと思っていた俺に対して、
しゃべれよお前！ とかじゃなく
「おい、天の声。何テレてんだよ！ テレてんじゃねーよ、バーカ！ 気持ちわりぃなぁ
本人たちとしゃべんの恥ずかしがって全然入ってこなかったじゃねーかよ。
もうしゃべらせてやんねーからな」
「や、ちょっと待ってよ。みんなに『がんばって』って言わせてよ」
「はーい。言わせませーん」
っていうやりとり。
「(天の声も)こう言ってるからさ。がんばってね」
「はーい。ありがとうございまーす」なんて
ちゃんと俺のAKB好きっていうキャラクタを最後の一言「テレてんじゃねーよ」
で説明して紹介できるこの技
番組の進行を妨げず相手(天の声)や場の「AKB好きの山里に触れないんだー」てきな空気をくみ取っての一言。
え？ 何この人？ もう俺は加藤さんの虜です。
さらに。調子の悪いときに声に出して「すみません。今日、俺ダメでしたね……」と言ってしまう山里。普通の人なら「そんなことないと思うよ」とか適当なフォローをするだろう。だが加藤浩二は違う。
あー。ダメダメダメ。一番ダメなこと教えてやろうか。
お前全打席ホームラン打とうとするだろ。
全打席ヒットを打って、笑いも完璧にとって、
でもホームランが一本ないだけで失敗したと思ってるお前がダメなんだ。
お前、十割なんてバッター世の中にいるか？
イチローだって３割打ち続けて褒められてるんだぜ。
７割失敗してるのに。
そのお前がさ、打率に換算したらどのくらいだよ。６割くらいだろ？
いいじゃないか。
すげぇなお前。
じゃあ明日な
もうヤバい。今までそれほど加藤さんのこと知らなかったのに。俺も山里も愛しくて仕方ないわけです。
まだまだ愛するエピソードは続きます。
加藤さんが一番嫌いなのは、ネットを見て凹んでいる姿だそうだ。「昨日の放送を見た人からネットで叩かれちゃって……」と話すと
バカかお前！ ネットのやつがいくらお前にバカだつまんないだつっても
ホラお前いつかMCやるじゃん。
そのMCやるときに、そのネットの奴らいないだろ？
お前いつかMCやるときにそんなの気にしててどうすんだよ。
どうせお前MCやる人間だろ？
じゃあいいじゃねぇか、別に。
今ネットで何言われたって
あとでMCで回してるときに『あいつすげー』って言われるような男になればいいじゃねぇかよ
ほんじゃな
いつかMCやることをさらっと認めてくれているところもかっこいい。この後雑音がひどくて聞きとれないシーンもありました……。関東圏の人が羨ましくなりつつ、ラスト１つ。
見舞品にお酒を持って行った山里に対し
お前、何考えてんだよ！ 入院中に飲めるわけないだろ！ 快気祝いに飲むよ
なんでこんなことさらっと言えるの!?
でも正月の飲み会に誘われなかったそうで。加藤さん、誘ってあげてくださいよぅ！
来週はおぎやはぎのラジオに出るそうです。入院中も話題がつきなかったそうなので聞くこと必須ですねー
