不気味で素朴な囲われた世界

こちらもハードで読みました。

不気味で素朴な囲われた世界

不気味で素朴な囲われた世界

串中弔士の姉・小串が、スタンガンで気絶させられ、首を絞められ、転落死していた。自分を含めた容疑者4人について病院坂迷路と探偵ごっこをする。
これも西尾イズム。前作登場の黒猫のいとこにあたる迷路が、まずしゃべらない。小説なのにアリ? いや小説だからアリかもしれない。他の登場人物も嘘しかつかないってヒドいでしょう。ただ崖村先輩の印象が薄い。正しくは周りが強烈すぎるのだろうけど。
前作と比べ中坊らしさにあふれたミステリです。