乙女革命アヤメの! 3

ちょっと百合っけのある学園もの完結編。

立候補者は一人のみ。見事姫子は学院府長になった。が、以前からの悪行が全校生徒にバレてしまい、権力で全てを抑えるようになった。そして放送の宮である樹里亜に振り回されているうちに、なぜかアヤメが反抗勢力のリーダーになり……。封じられたものが騒ぎ出す最終巻。
以前も指摘したように台詞が多い。キャラ立ちは良。特に樹里亜の動きがよかった。今まではちょっかい出したりメインに登場することはなかったけど、今回はしっかりと本筋に関わってきました。
生徒会メンバーが仲良くいっしょに寝たあとから話が展開していくのは、さすがだなといったところ。アヤメの正体はしっかりと伏線が張られていたのでわかっていたけど、自分の体に対しての違和感への理由は気付かなかった。最後は美しくハッピーエンド。ラストの樹里亜の放送の宮らしい観察眼をもっと見たかった。
話のカナメは封じられたものなのだから、ストーリーの中心に置いてほしかった。