耳鳴坂妖異日誌 手のひらに物の怪

角川学園大賞受賞作品だった気がする。

複数の女子に告白メールを送ったと言われた主人公。原因は携帯電話にとりついた付喪神ミコトだった。いたずらをしたとしてミコトは妖異専門の警察である耳鳴坂に捕まり、ガキを捕まえるため捜査協力を強いられる。ミコトことが気になるため主人公も手伝うことに。
あらすじ下手ですが、要するに妖怪もの。友人Aからはヒドい物足りないと言われましたが、以前に書いたサクラダリセットよりはマシかな。
ただ騒動の発端以後学校の話がほぼなく、いたずら好きのはずのミコトのいたずらシーンが後半見当たらない。耳鳴坂の役員も鑑識が鑑識として働くシーンがない。キャラクタは良く、地の文は三人称で読みやすかった。主人公の心の動きがもう少し表現されているといいかも。謎はまだ残されたままなのでこれから解明されていく、っぽい。気にはなるけど、買って読もうとは思わないかな。