ハナシにならん!2

以前に読んだ本の続刊。図書館に偶然あったので借り。

ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))

ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))

前作のリンクが見つかったので貼っておきます。
ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺 - 三毛猫のタンゴ
前作はかなり良い評価だった気がしますが、今回もよかったです。
梅駆という主人公が「本当に(梅寿)師匠ってすごい人なのか?」と疑念を抱くたびに、軽く一席演じて感銘させた後、へべれけに酔っぱらってすべてをぶち壊す。なんかすげー。この人に弟子入りしようとは思わないまでも、単なるおっさんの梅寿が少しかっこよく見えます。バカやりながらもフォローしてくれる上司は素敵であこがれます。自分は気質体質が梅寿のような人間になれないな。
落語のネタ(落語用語はほとんどわかりません)とのかかわりは薄くなっている気はしますが、前回のラストでああなったため、今回は前回よりも幅広く活動している梅駆を応援したくなります。
落語ファンでなくてもお笑い好きでなくても、読む価値はあると思います。