KOCについて・再び。

 生放送から数日経ってネット記事でもいろいろ書かれての俺の一言。
「うーん」
 あの方式は確かに誰も救われないけど、俺は悪くなかったと思う。
 そもそも全てのコントを同じ天秤にかけるのは納得がいかない、という話ではなくて。
「じゃあ、審査員がいてあの結果なら納得なの?」と。
 確かにあの最終対決は正直好き嫌いだろうし。
 例えばM-1と似たような審査員がいて、どういう観点でどこに重きをおいて点数をつけるのかは人によって違うだろうし。秤が違っても「おもしろいか、おもしろくないか」が重要なのだから、一般審査に委ねてネームバリューで付けたり、なんて起こらない方法でいいのでは? でも、決勝はもう少し何かある方がいいと思う。
 何故ここでこの話を出したのか。それは前回のM-1から一ヶ月ほど経ってから思い返して、あれは敗者復活ネタのあとのインタビューの流れが彼らの優勝を作りだしたからではないか、と思い始めたからだ。サンドウィッチマンのネタは今振り返ると、実はそれほど……。先輩、ごめんなさい。
 忘れてはいけないのは、今回が第一回目だということ。まだ雰囲気を見ていても浸透率も低かったし、M-1だって初回から審査方法が変わったわけで。価値をつぶすがあげるかはTBSにかかっているけど、お笑い市場がこんなにも拡大していて誰も手をつけなかったコントの頂上決戦をやろうと決心したところに一目置きたい。
 バナナマンのラジオをきいて彼ら自身はテレビではネタをやらないため、短いネタ自体がないのだから、両方見たことあるネタなのも納得。(以前BSのお笑い番組でフルかはわからないけど今回より長いネタをやっていたのはおもしろかった)