不気味で素朴なきみとぼくの囲われた世界

関係シリーズの出版は楽しみだけど、こちらは昨年完結する予定だったはずでは？

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

私立千載女学園で死体が発見される。しかも発見者はなぜか倫理教師となった串中弔士だった。病院坂迷路（バックアップ）を巻き込み、探偵ごっこが再び開始される――。
バックアップが男性だったのは驚き。前作を読んだことと表紙イラストによる先入観の負け。くやしい。読んだ後確認しても納得したくない。殺されている人間の共通点は名前に引っ張られることなく呑み込めた。串中くんがカウンセリングまがいのことをするなんて怪しいと思ったら正解だし、プチ同窓会は少し嬉しかった。しかも奥さんいるし子供いるし。彼女とわかりあえる人も少ないと思うけど、ふや子さんの叔父様の才能も見てみたかったなあ。
やっぱりこのシリーズ揃えよう。