約束の柱、落日の女王

初めてかもしれないファンタジア作品。

シュラトス王国の女王クリムは毒殺された弟が残した魔術書を使い、自分に忠誠を誓う気高い戦士を求め儀式を行う。しばらく後、カルロと名乗る少年に出会う。彼は儀式により召喚された後世に生きる人間で、この国の将来を知っていた――
序盤は相変わらずの「ファンタジー受け付けないよ」路線でしたが、50ページ過ぎたころに実はタイムトリップネタとわかった瞬間、グッと引きこまれた。それ以後は良い作り。わかっていたはずの別れも心に来るものがある。ファンタジアっぽい作品。